2010.10.21

見えない疲労

が今月はあるのかなとふと思う、10月の朝。昨日は前日の通り〆切関係の仕事を朝にこなした後、勤務先のイベントの準備。

僕の勤務先では、ヨーロッパ各国の文化外交政策を再考するというシリーズを不定期に開催しており、前期のフランス、イギリスに続いて、昨日はドイツ文化センターの文化部長の方がいらして講演をなさっていた。

僕は文化政策そのものが専門ではないから断言は当然できないんだけれども、日本の文化政策論で紹介されているのは、フランス、アメリカ、イギリスの三カ国に偏っている印象ははたから見ていてあって、なおかつ研究者ではなく現場の一線で働いているかたから話を聞く機会は貴重だなと。

話を聞いていて思ったのは、前二者に比べるとナショナルな色彩が薄いということ。これは、ドイツがどこかでEUの盟主としてのアイデンティティを持っているのかなという気がしないでもなかった。もちろん、国の重みとしてはイギリスやフランスもあるのだけれども、やはりEU最大の財政負担国としての比重は無視できないだろう。ミッションとして、ドイツ文化だけでなく、もしくは同様に現在のヨーロッパを対外的に伝えていくという視点は、あまりフランス、イギリスの回では見えなかった。話者のキャラクターもあるのだと思うけれど、僕個人としては今までで一番興味深い内容だった。

今日は大学の創立記念日で休みなのだが、昨日1時過ぎに寝て、起きたら10時だった…。元々弱い胃腸の調子が今月はつと悪く、これだけ寝られるということは、知らず知らずのうちに疲れがたまってたのかなと。今月中に一回マッサージに行こう!

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