2010.10.31

霞が関と台風

台風のなか霞が関で学会に参加した。とはいっても、皆さんご存じの霞が関ではなく埼玉県川越の霞が関。正直、最後まで家出るの迷ったが、9時過ぎに重い腰を挙げて学会に向かう。

まあ一番のモチベーションだったのは、編者の東海大の加島さんから頂いた『文化人とは何か?』を巡るワークショップを拝聴したいというところだった。個人的に存じ上げている方も多いので、ブログで個別にコメントするのは控えるけれども、全体の印象として感じていたのは、僕には純粋に論文として読むのは難しいなと思ったこと(だから逆に加島さんの解題には頭が下がる)。もう一点は、自ら難しい対象をテーマとして掲げた、非常に挑戦的で野心的な書籍だなという点だった。

読まずに参加している方も多かったので、議論がかみ合っていない部分もあったんだけれども、テキパキと対応する加島さんが印象的だった。来春、ひょっとしたらワークショップを開催するかもしれないので、良い参考になった。引き続いて、この2年ぐらい漠然と関心を持っているエスニック・メディアのワークショップへ。こちらは、質問者の議論が微妙な発言が多かった。のと、当たり前なんだけれども、メディアと言うと、テレビ、新聞、インターネットへと議論が収斂していくその想像力のある面での貧困さ、もしくは金太郎飴感が微妙だった。僕にってのメディア研究とは、メディアをフィールドとした研究ではなくて、世界をメディア研究的に見るという方法なので。

その後は、知り合いと池袋で簡単にお酒を飲んだ。改めて、周りの同世代の研究者に恵まれているなと。月並みだけど、彼らにも評価される着実な仕事をこれからも続けていきたい。

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