2011.09.05

商店街とアート的なるもの

ということで、先週は友人でもあるアーティストの毛原さんのイベントにお邪魔してきた。こちらとしては、最近京都の「Social Kitchen」や山口の「前町アートセンター」のような、地域のもはやアート的な意味ではオルタナティブでもないコミュニティ・スペースに関心があって、その延長線上に商店街でアート的なモノを利用するということに関心があって訪問。

毛原さんは、どこでも放送局を開設してしまうアーティストで、去年3か月ほど仕事をご一緒させて頂いたのが縁。小倉の「フォルム三番街」の講座を担当なさっていた。このスペースは、小倉の魚町商店街の旧デパートをリノベーションしながら運用していこうというスタンスで、architect initiativeなスペース。なおかつあくまで商店街の一部で、大きな利潤は出さないにしても赤は無し的な雰囲気が伝わってきた。美術館や、既存のオルタナティブスペースは公的な性格を帯びることで、色々な規制にがんじがらめになっている。一方で、いわゆる上述の「Community-Centered Shelter」(拙稿をご参照下さい)は、規制からは離れているもののあまりにパーソナルなスペースとも言える。今回のforum 3の場合に面白いのは、地方都市の商店街であるということで、プライベートな集団がボトムアップで空間を設計できる一方で、商店街であることである種のコミュニティ的なものが色濃く反映されそうな点である。まさに今走り出そうとしているところなので、僕の場合はそこで何かイベント打てるタイプではないので、きちっと観察していこうと思う。

毛原さんの講座自体は、テーマがらメディア研究者としては面白いなと思いながら見学させて頂きました。僕らが新しいメディアを手に取ったときのある種の戸惑いだとか、水越伸さんが言うようなメディアの「可能態」的なものを感じさせる講座。将来的に何か一緒に作品でも、ワークショップでもできればいいなとしみじみ。やはり初めて電波を飛ばすと、どこまで電波が受信できるのか受信機を持って公園を歩き回る受講者が印象的だった。現在、毛原さんの作品というかプロジェクトは、横浜の「BankART LIFE」でも見られますので、横浜トリエンナーレにご来場の際はお忘れなくお立ち寄りください。

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