2023.04.07

On a ChatGPT Hype

久しぶりの更新。タイトルとしてはこれで適切だと思うけれども、ChatGPTに触れるわけではない。この春休みは、コロナ禍以降ようやくモチベーションとしても能力としてもほぼフルで「読む」力が戻ったという実感のある2ヵ月だった。そろそろ学期が始まる今週、春休み最後に読んでいたのが、瀬名秀明の『ポロック生命体』。年が明けてから、私の職場なども含めてChatGPTはずっと話題になっているのは見ていたから、ひょんな時期にAIをテーマにした本を読んでいるなあなどとは感じていたのだった。ちなみに、僕のメディア研究者的な知的関心を最初に刺激してくれたの本の一冊もまた、瀬名秀明の『デカルトの密室』だったと思う。これが最初の僕のチューリングテストとの出会いだったわけで。

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