光岡寿郎

光岡寿郎

1978年生まれ、横浜育ち。研究領域はメディア研究と芸術文化の社会学。2000年に共同創設メンバーの一人としてSETENVを立ち上げ、メディア・アーティストを中心としたパフォーマンスや展覧会の企画・制作に携わる。イギリスへの留学を経て、2007年以降仕事の中心を研究に移す。主な研究関心は、メディア・テクノロジーの発展が私たちの空間認識に与える影響。言い方を変えれば、空間の隅々までメディアによって構造化され、そのなかで自身メディアを携帯して過ごす人々が生み出す日常的な意味の束を《場》として描きだす方法を模索している。特に、

  1. スクリーンの遍在によって特徴づけられる現代のメディア環境の研究。これまで空間性に注目してきたが、そこでは避けられない時間性への接続という課題を通して、その先にメディア研究における「日常性」の問題を再考したい。
  2. また、異なるメディア形式によって構造化された空間としてのミュージアムの研究。基本的には社会科学的な観点からミュージアムを理解しており、上述の芸術文化の社会学の核となる。日本では英語圏の社会学、メディア研究ベースの議論は十分には紹介されておらず、一端を架橋できればと考えている。

学歴

1997年4月 - 2002年3月 東京大学文学部行動文化学科社会学専修課程卒業
2003年4月 - 2005年3月 東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学研究専攻修士課程修了
2005年4月 - 2006年9月 東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学研究専攻博士課程進学
2006年7月 - 2007年10月 ロンドン大学ゴールドスミス校メディア&コミュニケーション学部修士課程修了
2013年4月 東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学研究専攻博士課程修了

職歴

2002年4月 - 2002年10月 凸版印刷株式会社Eビジネス推進本部マーケティング開発部
2004年4月 - 2004年9月 平成16年度国立西洋美術館インターン(教育普及)
2004年10月 - 2005年9月 『Variations on a Silence リサイクル工場の現代芸術』展エデュケーター
2008年4月 - 2010年3月 日本学術振興会特別研究員(DC2、社会学)
2010年4月 - 2012年3月 早稲田大学演劇博物館グローバルCOEプログラム芸術文化環境研究コース研究助手
2010年4月 - 2013年3月 東洋美術学校非常勤講師(「博物館情報・メディア論」)
2011年12月 武蔵野美術大学特別講師(「メディアと表現」)
2012年4月 - 2013年3月 日本学術振興会特別研究員(PD、社会学)
2012年4月 - 2017年3月 早稲田大学演劇博物館招聘研究員
2013年4月 - 2016年3月 東京経済大学コミュニケーション学部専任講師
2016年4月 - 2021年3月 東京経済大学コミュニケーション学部准教授
2018年9月 - 2019年3月 東京大学非常勤講師(「社会学特殊講義」)
2021年4月 - 東京経済大学コミュニケーション学部教授
2023年10月 - 東京大学大学院情報学環非常勤講師(「文化・人間学情報特論」)

受賞歴など

2010年6月 第四回日本マス・コミュニケーション学会優秀論文賞
2011年4月 - 2012年3月  科学研究費補助金若手研究(B)
 「ミュージアムとデジタル・テクノロジーのメディア論的研究」
2011年6月 2011年度全日本博物館学会奨励賞