2020.03.04

ささやかな感謝の気持ちをこめて

最近『映像学』(103号、2020)に田中晋平さんによる『スクリーン・スタディーズ』の書評が掲載された。職場の図書館で購読されていないこともあり、最近ようやく目を通すことができた。共編者の一人としては非常にありがたい内容で、まずは心からの感謝を申し上げたい。そのうえで、それなりに分厚く相当面倒な本を読んで頂いたという気持ちもあり、こちらからもささやかな感謝の返礼を公開しておきたいと思う。 (さらに…)

2020.02.25

久しぶりに読書

今月は、ほぼ20か月ぶりに本を含めてインプットのための時間をまとまってとることができた。職場の持ち回り職が3月で任期を終えるからである。僕のまわりには行政職のなかでも旺盛な研究意欲を保てる心から尊敬すべき研究仲間もいるのだけれども、正直もう研究者でいるのか、学内行政職に向かうのかギリギリの気持ちには昨年末陥っていた。

ところで、僕は比較的英語読みの研究者という分類になっているんだろうけれども、その背景となっている知識として不足し始めたなという感覚がこの1,2年あったので、今月は久しぶりに大陸の研究者の訳書を読んでいた。 (さらに…)

2019.10.01

あいちトリエンナーレ2019訪問記

表現の不自由展を閉鎖する壁

今回は、すでに展示以外のトピックが同展の話題になってしまっているけれども、そういったきな臭い話についてはより上手く扱える方もいるので棲み分けすることにして、実際トリエンナーレを訪れて僕が感じたことを。 (さらに…)

2018.06.30

本当に僕たちは美術館を必要としている?

今年度は本当に色々と研究外業務が忙しくて、あまり時事ネタを追うことができないのだけれども、ずっとどこかで気になっていたのが、「リーディング・ミュージアム」についての一件。僕のような立場であれば、本来的にはきちっと資料を精査してアカデミックな議論を別途すべきなんだろうけど、ちらっと書かれたものを読んだ範囲で感じたことを生煮えエッセイとして残しておこうかなと。 (さらに…)

2018.02.12

軽やかな写真、軽い日常

久しぶりに、ただ心に浮かんだことを書いてみたいと思った。この数年、自分でも訳の分からないほど色々なことがあって、それは新しい環境で、新しい人と出会って、仕事も充実していたけれども、ひどく忙しくって。一方で、僕は強くないから、どこかでバッファを必要としていて、それがなぜか僕はソーシャル・ゲームで。始めてみたらハマり、むしろそれ自体も濃密なコミュニケーションが続く日常になってしまって。

(さらに…)

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