2010.11.22

幸せな仕事

9月から関わっていたTokyo Art School 2010が土曜日に無事終了した。

基本的には週末を利用した6回のレクチャーとセミナー、最終回の受講者によるプレゼンテーションという今年度の東京都アート・ポイント計画とAITによるプロジェクトが終了した。僕の仕事は、主に他のRA3名と一緒にセミナーの運営と受講者のプレゼンのサポートという役回りである。イギリス留学時だと、学部のゼミは先生のレクチャーのあと博士課程の学生が行ったりするのは普通だったので、セミナー・リーダー的な仕事で面白そうだなと思って引き受けた。まあ、僕の非常勤の仕事はレクチャー形式だったこともあり。

本当は土曜日にすぐにでもブログを更新しようかと思ったのだけれども、当日は本当に体調が悪くて(今日もまだ風邪気味、夕方の住友さんのトークを聞くかどうかも迷っている)、さらに僕自身少なからず興奮していたので今朝になる。20過ぎの頃から色々な仕事に首を突っ込まさせて頂いている(しかもあまり研究者としては業績にならない…苦笑)が、今回ほど「幸せ」な仕事とおもった仕事はない。楽しいとか、やりがいがあるとか他にも色々と表現はあるのだろうが、とにかく幸せな仕事だった。

その理由はとにかく「人」に尽きる。抜群のタイミングで声をかけてくれたAITの方は、きちっと名称上はRAの4名を研究者、アーティストとして扱ってくれていたし、最初30名で、別に公式な修了証があるわけでもないスクールに集まった社会人を中心とした受講者の方も、平日の夜の開講もあったにも関わらず7割の方が一緒にテープを切れたし。何より、同僚に恵まれました。一緒に話していて、特に研究上のブレイクスルーがあったとか、具体的に次のプロジェクトになるという話があったわけでもなかったんだけれども、とにかく不思議なぐらい一緒に過ごす時間が苦にならなかった。

特に、気がつけば長い付き合いになっている学環の阿部さんには感謝したい。中高からの同級生とかじゃなくても、こんな感じで付き合えるんだなあと。アーティストの毛原さんも、前途洋々たる吉田さんとも同じように5年、10年経ったときに今回のように付き合えればよいなとしみじみ。

改めて、今回TAS2010に関わってくれた全ての方に、感謝の気持ちをお伝えしたいなと。

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