2010.11.29

関西出張記

週末に関西に出張した。初日は京都、二日目は万博公園。何か行き先だけ書くと、遊びに行ってるみたいだ。

意外と急に思い立って関西に行くことにしたので、宿の手配に今回は苦労した。旅程が旅程なので、京都に宿泊したかったのだが、現在京都は紅葉のハイシーズンで週末に宿が取れる気配もなく。次に探したのは、新大阪周辺だったんだけれども、これもイマイチピンとこない。そこで、今回も結局初夏のマスコミ学会で利用した淀屋橋のホテルに。このビジネスホテルは新しいせいもあるけど、とてもいい。ここも喫煙室しか予約できなかったんだが、駄目もとで一週間前に禁煙室のキャンセル待ちをお願いしたら、見事当日は何事もなく「禁煙、ご二泊ですね」の一言。

京都に立ち寄った一番の目的は、今出川の奥に初夏にできたソーシャル・スペース(というのが一番いいだろう)の視察とヒアリング。ディレクターの方にお時間を割いて頂いた。アートスケープのブログの仕事でご一緒した方だったんだが、そこでの写真が強めな印象だったんだが、すごく柔らかな印象の方であった。女性で知的である種のアクティビスムに関心がある方というと、とてもはっきりした人だという先入観があったのだが、持続可能な形で進めている感じには好感を持った。以前の建設的世代論と関わっていると思うんだけれども、彼女は僕と同い年で、社会に対するプロテストの形式の感覚で共有出来ている部分があるんではないかなというのが個人的な印象。まあ、あちらは全く思ってないかもしれないんですが。ただ、父の実家が無くなって以降毎回立ち寄る場所が京都にはなかったんだが、是非毎回寄ってみたいなあと。

その後暗くなりかけた中、京都造形大で知り合い(もしくは間接的に先輩)の方の個展を拝見。イメージより数が少なかったけど、個々の作品は素敵でした。僕にとっては、触知する感覚が希薄な作品だったので、あの作品を僕のなかのどのような作品経験と参照するのかは悩ましいところはあったけれども。つまり、彫刻的なもの、衣服的なものといった既存のカテゴリーに直接つなげるのは何かおかしい類のものだったと。

その後、夕方に淀屋橋に移動し、前回大阪の友人が紹介してくれた近くのイングリッシュ・ティーハウス風のカフェで、サンドウィッチとアール・グレイを夕食に頬張る。以上、多分「関西出張記2」に続く。

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