自分の中では、GWの翌週ぐらいにはGWの日記を書こうと思っていたのだけれども。まあ、元々頻度は日記というよりは週記だったので仕方ないか…。
実はGW中は何をしていたというわけでもなく、抱えている原稿のために集めていた論文や新聞記事をひたすら読み込んでいたというそれだけの1週間。でも、6日は元々非常勤先のスケジュールが入っていたので、まとめて展覧会を3本。映画を1本見てみた。足を運んだ展覧会は、新美の二本と、オペラシティのホンマタカシ。
新美に関しては、メインはアーティストファイルだったんだけど、思ったより混んでいなかったのでシュールレアリズムも。もう記憶が定かでないので、大したことは書けないと思うんだけれども。前者は良かった。僕はアーティストファイルは比較的毎年楽しみにしていて、というのはMOTアニューアルより打率が高いんだよね、僕にとっては。去年は誰だか忘れたけれども、一人僕にしては珍しく作品そのものを論じてみたいと思う作家に出会えたし、今回も2,3良いなと思える作家と出会えた。値段も安いし言うことなし。
シュールに関しては、普通に良い作品も多かったんだけれども、見てて面白かったのは書籍展示。多分、明学だったと思うんだけれども、シュール関連の書籍のコレクションがあって何冊も展示があったんだけれども、本の背表紙を見る限り、普通に院生や教員であれば閲覧可の書籍だと思うんだよね。単純に、普通に自分で手にとれるものをショーケースに入れられてもとか少しニヤニヤしながら、書籍類の展示ケースを見ていた私。
引き続き、ホンマタカシに関しては、作品がどうこうといよりはノスタルジーだよね、僕にとっては。90年代の後半から2000年代の初頭を写真部でどちらかというと商業写真テイストの写真を撮っていた僕にとっては、好きか嫌いかは別としてアイコンの一人だった。ヒロミックスや長島有里枝が売れていく時期だったけれども、その時代にi-Dやpurpleで仕事していたのはホンマさんぐらいだったのでは。結局、一番僕にとって良かったのは、展示中盤の写真集平積みゾーンで、もう展覧会の図録より絶対あっちの簡易包装の雑誌スタイルの方が欲しかった。ジャンルとして分類する必要はないにしても、メディア研究者としても私人としても、見る写真と繰る写真はかなり性質の違うものだと思う。僕は、ホンマさんは繰る写真の方が好きなんだろうなと。
その後、非常勤の後に新宿で攻殻機動隊SSSの3-Dを拝見。金曜の夜で、会社員やカップルが多いかなと思ったら、同じ映画館でプリキュアが封切になって間もなかったらしく、秋葉勢の皆さんが大量にいて、いつもと雰囲気が大分違っていた(笑)。すごく良くできてるなと思ったんだけど、つまり画像としてはすごく綺麗だったんだけども、一番3-Dの実力が発揮されていたのは、僕にとってはオープニングだったのがなんとも。ただ、どちらにせよ僕は頭がでかいので、3-Dの眼鏡を長時間していると頭が痛くなる。これは、素朴に技術革新の問題として何とかして欲しい(苦笑)。そんな味気のないGWだった。