ということで、誕生日の後にポストしようかなあと思っていたらすっかり一週間経ってしまった。特にすごく忙しかったというわけではないんだけれども、この一週間ぐらい久し振りに若干「注意」とか「気分」が内側に向いている感じがあって、外には出るんだが家に帰ると妙に反省しまくっている。
というわけで先日34歳になりました。特にこの数年誕生日になったからと言って特別なことがあるわけではないのですが、今回は職場がなかったのでおいしい鰻をごちそうになれなかったのが残念。昼に行く日があればすず金は行ってやろうと思い続けている。相変わらず、この一年間の皆さんの暖かいご批判と励ましに感謝し、今までよりも少し頑張って淡々とすべきだと思うことを積み上げるだけです。まあ例年と違うのは、「今年こそは学位取ります!」発言の確率があがったことぐらいでしょうか(苦笑)。
先週は、漸く連絡のついた指導教員と会いおおよそ博論提出のGOサインを頂き、題目届を提出。その後A型完全主義者の悪い血が騒ぎ、手続的にミスをしてしまうのではないかと、博論提出時の履歴書や論文目録作成の仕方等にすごくビクビクし始める。これは性格上仕方ないのですが、これが始まると全般的に悪い方向悪い方向に考え出すのがクセで、これを上手く付き合えるようになるまでは本当に大変だった。10代後半は比較的鬱っぽかったりしたのもこのせいだと思う。対処の仕方が分からなかったんですよね。まあとにかく題目届を出すと、良くも悪くも提出までは一月になるので、できる限りのことをして提出しようと思います。
で、そんなに時間はなかったのですが昨日は現代風俗研究会に初めて足を運んみました。興味があってもスケジュールが合わなかったりでなかなか参加する機会に恵まれなかったのですが、今回は社会学の先生によるミュージアムについてのご発表ということで、ちょっと無理をして行ってきました。「社会学」系で「ミュージアム」を論じる会だったせいか、僕がマスコミ学会に以前書いた論文が、純粋な知り合いではない研究者の方に読まれていたということが分かり少し嬉しい気持ちになりました。一方で、論文を読まれているという状態に慣れていないので少し戸惑いもしたのですが・・・。雰囲気が良く、勉強になりそうな会でしたので、また時間の都合がつく限りは足を運ばせて頂ければなあと感じています。
研究会に出席させて頂いたり、一方で博論と向き合ったりしていて最近つと思うのは、何だかんだ言っても僕の文体は日本の師匠である佐藤健二さんと、短い期間とはいえ研究に対する自信(楽しさ)を与えてくれたイギリスの師David Morleyの影響下で形成されてきたんだなということ。お二方だけでなく、お世話になった先生方や同輩の皆さんにご恩返しするためにも、博論ももう一踏ん張り。というか、正式提出してからもそこそこは時間かかるので、二踏ん張りだとは思うのですが。新しい一年も皆様にはご迷惑をおかけ通しかと思いますが、引き続きよろしくお願いいたします。