ということで、先週一週間ほどNYに滞在してきました。基本的には、字面上では100年分読んできたアメリカ側のミュージアムの実地調査が主旨でありました。ただ、多分広い意味での社会学や文化人類学の研究者にとっては、NYに行くことそれ自体もそれなりに侮りがたい経験になるだろうなあとは思っていました。
冒頭に挿入したのは晩秋のセントラル・パークの様子。もう少し暖かい時期に時間を取れればと思っていたのですが、セントラル・パークの景色を見るのではあればベストシーズンだったと。何回書く時間がとれるかは分かりませんが、今日はどちらかというと日常的な話。ということで、僕は研究柄ミュージアム好きなんだろうとは思われているとは感じているのですが、恐らくミュージアムの次に訪問するのが好きなのが空港と飛行機なんですよね。空港飲みについてはFB等で触れているのですが、もう一つ言えるのは無類の機内食好き。エコノミーの機内食はまずくて食べられないという声も良く聞くのですが、あれはああいうものとして結構僕は好きなんですよね。ということで二枚目の写真。
実は二食目の機内食が「たいめいけん」のオムライスだったのでした。この手のタイアップ企画に当たったのが初めてだったので、嬉しかった。ということで到着まであと3時間ぐらいでしたが、おいしくビールをもう一度飲まさせて頂いたのでした。NYについてまず閉口したのが、Passport Control。ESTAまで登録しているのに、何でこれほど時間がかかるのだというぐらい待たされました。ロンドンでも台北でもこれほど並んだことはない。とはいえ、担当官の性格の悪さという点ではロンドンが一番かな。僕の担当官は、「目的は?」と聞く前に「観光だろ?」と聞いてきたので「はい」しか伝える必要がなかった(苦笑)。
滞在したホテルは、57th Streetというセントラル・パークの真下ぐらいだったので、まあ本当にマンハッタンど真ん中。多分、滞在費も高い区域だったと思うのだけれども、奇跡的に良心的な値段のホテルを見つけることができた。食堂もないこじんまりとしたホテルだったけれども、まあ出張で一人旅だったし充分なホテルでした。コストパフォーマンスは明らかに良いので、今後NYにいらっしゃる方でご興味あればご連絡下さい。ホテルについてチェックインし一息ついたのが現地の13時ということだったので、近くの惣菜屋でチャイニーズをひとしきりランチボックスに詰め込み、ホテルで遅い昼食。ちなみにここで訪れたアジア人経営の惣菜屋(デリと言えばデリなんでしょうが)は、今回の滞在を通じて困ったときには良くお世話になりました。初日の印象としては、特に「NY」にいる感覚がなかったことは僕自身の研究のテーマとの関係性においてもそれなりに重要なことだったんだと思う。特に今回は、仕事ベースで行っていたので、自由の女神もエンパイアステートビルにも、つまりNYを表象する観光地には基本的に足を向けなかったので、どちらかというとロンドンのサウスケンジントン地区にそのままマンハッタンのアッパーイーストサイドが接続している感じだなあとは勝手に思っていました。ということで一回目の投稿は終了。