2013.11.12

対話する晩秋

最近KoSACの更新以外完全にブログの更新をサボっておりました。このポスト書くのも大体1エントリーで30分ぐらいはかかってしまうので、10月以降は本当に忙しくて更新する気にもなれなかった。そこらへん、学部から院生の時期にお世話になっていた東京理科大学の坂牛先生のダイアリーはすごいなって思う。忙しさは僕の比ではないと思いますもんね。ということで、9月からほとんど機械のように外部で喋っておりましたので、どんな話してきたか忘れる前に一度振り返っておこうかなと・・・。

2013年9月8日  「〈余暇〉から〈レジャー〉へ―余暇研究のパラダイムシフト」 余暇ツーリズム学会@早稲田大学

という余暇ツーリズム学会のパネルにお呼ばれして頂きました。僕は、「アート・ツーリズムのグローバル化の功罪」というタイトルで20分程度の発表を。この手の学会に呼ばれるとか想定外でしたけど、勉強になりました。余暇学会とツーリズム学会が合併したらしいのですが、余暇学会って何となく生活学会と似たような感触なのかなあという印象を持ちました。

2013年9月15日 「遍在するスクリーンを理解する―その方法と可能性―」 社会情報学会@早稲田大学

こちらは、博論後に僕が取り組みたいと思っている研究テーマのなかで最たるものかな。思ったより時間がなくて、つくづくもっと準備したかったのだけれども、日米の社会学のなかで「見ること」がいかに扱われてきたのか、その入口についてはお話しさせて頂きました。これは、もう研究を進めるのみです。

2013年10月6日 「ラッセンをいかに語るのか?」 KoSAC@武蔵野美術大学

ラッセン本の著者の原田裕規さんと執筆者でもある中ザワヒデキさんをお迎えしての書評コミのセッション。もともとKoSACの共同呼びかけ人である東海大学の加島さんのコーディネートの回だったので僕は喋らなくて良いかなあと思っていたのですが、必要以上に喋る展開にあせりました。個人的には僕ってアート好きなんだなあというのを再確認させて頂きました。

2013年10月27日アーカイブでつながる・アーカイブをつなげる―拡がる地域映像アーカイブの可能性―@東京都市大学

夏のマスコミ学会で東海大学の水島さん、新潟大学の原田さんと話しが弾んだのが運の尽きでした(うんのつきってもともとこういう感じなのかしら?)。僕にとっては院生の頃からご活躍の先生方の後に、僕が一部を軽くまとめてから問題提起するというやや酷な役回りを拝命いたしました。とはいえ、アーカイブの問題は「スクリーンの遍在」と並んで今後の研究の一つの柱になると思っているので、最初にこういう華やかな役回りでこの分野に参入させて頂いたことにはとても感謝している次第です。以下一枚写真を。

2013年11月7日 「表現の場についてのはなし:地域とビエンナーレの可能性」 これっきりエンナーレ&KoSAC@小金井アートスポットシャトー2F

こちらは12日間限定、小金井市内で開催された地域ベースの展覧会の関連イベント。KoSACでも元々一度話を伺いたかったArt Center Ongoingの小川さんをもう一人のゲストとしてお呼びして、地域とアートの関係性について考えるという会。ラッセンは盛況で嬉しかったのですが、多分このサイズがKoSAC本来の大きさだよねと思いました。ここでの話はエントリーを変えて書こうと思っています。

2013年11月9日 番外編:「東京経済大学コミュニケーション学部ゼミ発表会」 @東京経済大学

学生、学生のご父兄、受験をお考えの皆様全てに公開されているゼミ発表会を今年度から開催しています。盛況でした。学生の皆さんの発表の場で僕の話す場では当然ありませんが、司会として半日話しておりました。

ということで良くもまあこれだけ話したなと。ちなみに11月10日にもお呼ばれがあったのですが、気力、スケジュール的にきつくてお引き受けできない状態でした。さらに今後のスケジュールですが、

2013年11月23日 文化と政治の境界線(文化のもつ政治性、政治・行政と文化の自立性)」 小金井アートフルアクション@小金井アートスポットシャトー2F

こちらは小金井の文化政策検証トークシリーズ第1回です。僕は文化政策そのものの専門家ではないとはお伝えしたのですが、役回りとしてはアートをフィールドとした社会学の研究者として、参加者と一緒に議論するというような形になればと思っています。小金井にゆかりの深い方が多いかと思いますので、地域の方がどうアートと付き合っていきたいのか僕としても勉強させて頂くことになると思います。

2013年11月27日 芸術に美術館は必要か?-近未来の美術館を考える MAD@代官山AITルーム

こちらはこの数年お世話になっているNPO法人AITのスクールのレクチャーです。基本MAD所属の方しか受講できませんが、今年も何の話をしようか考え始めています。

ということで来年はこのようなスケジュールは絶対に組まないと思いますが、非常に充実の秋でございました。引き続きお付き合い頂ければ幸いです。

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