2014.06.08

『アフター・テレビジョン・スタディーズ』書評会のお知らせ

最近告知ばかりで大変申し訳ないなあと思っていますが、丁度来週の日曜日表題の書籍の書評担当者の一人として短い発表をさせて頂く予定です。元々伺っていた趣旨では、なるべく若手の大学院生を中心とした皆さんと意見交換する場になればと聞いています。僕はまだまだ未熟な若手研究者のつもりなのですが、院生の皆さんにおじさんと一緒にしないで下さいと言われそうなので、どちらの立ち位置で話せば良いのかよう分からん状態です。いずれにせよ、ご関心がある方はいらして下さい。問い合わせがある方は、僕ではなく以下の連絡先にお願いできれば幸いです。

デジタル時代のメディア研究の方途を考える

~『アフター・テレビジョン・スタディーズ』の出版を手掛かりに~

主催:東京大学大学院院生有志(大尾侑子、近藤和都、鈴木麻記)

共催:メディア研究のつどい、早稲田大学メディア・シティズンシップ研究所

日時:2014 年 6月 15 日(日)15:00-18:15(目安)

会場:東京大学工学部 2 号館 9F92B 教室

報告者(報告順、敬称略)

土橋臣吾(法政大学)

庄司尚央(東京大学大学院修士課程)

大尾侑子・近藤和都(東京大学大学院博士課程)

清原悠(東京大学大学院博士課程)

光岡寿郎(東京経済大学)

応答者(『アフター・テレビジョン・スタディーズ』執筆者、順不同、敬称略、現在調整中)

伊藤守(早稲田大学)

毛利嘉孝(東京藝術大学)

水嶋一憲(大阪産業大学)

林香里(東京大学)

藤田結子(明治大学)

当日のプログラム(敬称略)

15:00~ 開会・当日の流れの説明

15:05~15:40 総論

コメンテーター:土橋臣吾(法政大学)

応答者:伊藤守(早稲田大学)、毛利嘉孝(東京藝術大学)

15:45~16:15 水嶋論文「ネットワーク文化の政治経済学」

コメンテーター:庄司尚央(東京大学大学院修士課程)

応答者:水嶋一憲(大阪産業大学)

16:20~16:50 毛利論文「批判的クリエイティヴ産業論へ」

コメンテーター:大尾侑子・近藤和都(東京大学大学院博士課程)

応答者:毛利嘉孝(東京藝術大学)

16:50~ 休憩

17:00~17:30 林論文「ポスト・マスメディア時代の“ジャーナリズム”研究」

コメンテーター:清原悠(東京大学大学院博士課程)

応答者:林香里(東京大学)

17:35~18:05 伊藤論文「オーディエンス概念からの離陸」

コメンテーター:光岡寿郎(東京経済大学)

応答者:伊藤守(早稲田大学)

18:05~ 閉会・撤収

趣旨

このたび『アフター・テレビジョン・スタディーズ』 の執筆者をお招きし、「デジタル時代のメディア研究の方途を考える~『アフター・テレビジョン・スタディーズ』の出版を手掛かりに」と題し、同書の合評会を開催することとなりました。

本会ではまず、メディア研究をご専門にされている若手・中堅研究者、院生の方々に同書を読んでの疑問点や、ご自身の問題関心との接点などのコメントをいただき 、執筆陣からの応答をいただきます。そのうえで、会場のみなさんとディスカッションの時間を持ちたいと考えております。

『アフター・テレビジョン・スタディーズ』は冒頭で宣言されている通り、インターネットをはじめとしたデジタル技術の発展に伴う急激な変化のなかにあって、「あえて個別の事象に耽溺せずに、中長期に渡って参照可能なメディア文化理論研究の枠組みを提案しよう」 (p.7)という目的で編まれています。こうした意欲的な視座をもって収録された各論文 は、今回参加してくださる執筆者の方々の論文のみならず、マノヴィッチ、ハンセン、マッスミといった海外の理論的な研究の動向の紹介も含めて、メディア研究にとって広く参照すべきものと思われます。

この書評会では本書を軸にすえ、デジタル時代の到来におけるメディア研究のありかたについて、活発に議論していきたいと考えております。

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申し込み:不要

参加費 :無料

お問い合わせ:shohyokai2014@gmail.com

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