昨日、年内最後のKoSACを無事終えました。前半は、加島も僕も結構忙しくやや不定期開催になってしまったのは申し訳ありませんでしたが、継続は力なりということで来年3年目も引き続きよろしくお願いいたします。さて、今回はKoSACでも一つの主要なテーマとなりつつある、アートとキャリアの第3回です。今回は、大学院生として「アート」や「文化政策」に関心を持った若者が、アートマネージャーとしてキャリアを積んでいく過程を参加者の皆さんと共有できればと考えています。以下詳細。何分寒い時期ですが、遊びに来て頂ければと思います。
「KoSAC(Kokubunji Society for Arts and Culture、略称コサック)」では、国分寺を中心に「芸術」「文化」「社会」をテーマとしながら、毎回ゲストを招いて一緒に議論をする会を開催しています。
第10 回のテーマは、KoSACでも中心的なテーマの一つになりつつある、アートに関わるキャリア形成です。私たちが経験するアート「業界」は、数多くの職能を持った人々によって支えられていますが、彼/彼女らの仕事やそこから生まれる人的なネットワークは、これまで具体的に語られる機会はほとんどありませんでした。そこで今回は、東京文化発信プロジェクト室プログラムオフィサーの佐藤李青さんをゲストに迎えて、今まで手がけてこられたプロジェクトや、そこから拡がったネットワークについて、具体的なエピソードを交えてご紹介頂こうと考えています。
佐藤さんは、大学院在籍時から展覧会やアートプロジェクトに携わるかたわら、一方では日本の近現代の美術運動を研究の対象とされてきました。東京都小金井市の文化政策の一環である「小金井アートフル・アクション!」の立ち上げにも参画し、実行委員会事務局長を務められます。その後2011年より現職に就かれ、現在でも数多くの地域型のアートプロジェクトのマネージメントに関わっておられます。
1990年代後半以降、「アートマネージメント」をうたう学部、大学院の新設が増加した一方で、その出口問題は依然として解決されていない現状を考えれば、学生時代からどのようにアクションし、どのような人々と出会ったことで現在の道が開けたのかを伺える今回は、貴重な機会になるのではないでしょうか。ですので、これから仕事としてアートに携わりたい学生、フリーランスの方も、日本のアートシーンを対象とした研究を進めたいと考えている方も是非ご参加頂ければと願っています。
なお、今回のゲスト佐藤さんの主な経歴は以下のテキストをご覧下さい。
・吉澤弥生『続々・若い芸術家たちの労働』2014 年3 月、28-32 頁
(2015 年1 月22 日まで限定でウェブ公開)
■日時:2015年1月22日(木) 18:30~20:30(今回は木曜日開催です!)
■場所:東京経済大学6号館7階中会議室1
(http://www.tku.ac.jp/campus/institution/kokubunji/)
正門から直進して突き当り左手にある青い建物が6号館です。エレベーターを使って7階に上がって下さい。
■話題提供者:佐藤李青さん(東京文化発信プロジェクト室)
■司会:加島卓(武蔵野美術大学ほか)、光岡寿郎(東京経済大学)
■参加方法:(1)お名前、(2)ご所属、(3)自己紹介を140字程度でjoinkosac(at)gmail.com(atを@マークに変えて下さい)までお送り下さい。当日参加も歓迎いたします。
■問い合わせ
e-mail: joinkosac(at)gmail.com(atを@マークに変えて下さい)
■URL