2023.04.07

On a ChatGPT Hype

久しぶりの更新。タイトルとしてはこれで適切だと思うけれども、ChatGPTに触れるわけではない。この春休みは、コロナ禍以降ようやくモチベーションとしても能力としてもほぼフルで「読む」力が戻ったという実感のある2ヵ月だった。そろそろ学期が始まる今週、春休み最後に読んでいたのが、瀬名秀明の『ポロック生命体』。年が明けてから、私の職場なども含めてChatGPTはずっと話題になっているのは見ていたから、ひょんな時期にAIをテーマにした本を読んでいるなあなどとは感じていたのだった。ちなみに、僕のメディア研究者的な知的関心を最初に刺激してくれたの本の一冊もまた、瀬名秀明の『デカルトの密室』だったと思う。これが最初の僕のチューリングテストとの出会いだったわけで。

(さらに…)

2022.04.10

新年度の読書感想文

展評的な日記はFBへのポストで満足するのだが、本について何かを書こうと思うと、ブログを使いたくなるというこの心性はなんなんだろうか。とりあえず、2022年度が始まる。僕は明日11日から授業だが、感染リスクはあるにしても、やっぱり直に学生と触れ合えると思うとわくわくするものだなあとこの時期はいつも感じる。以下、読書感想文。 (さらに…)

2021.06.29

『ポストメディア・セオリーズ』書評会のお知らせ

今年度最初のポストが今頃かという気もしますが、まあ仕方ない。要を得ないコロナ対応に左右されながら、出来る限りの教育環境の整備に取り組む日常です。今春にミネルヴァ書房から出版された『ポストメディア・セオリーズ』の書評会のお知らせです。ショートノーティスで週末のお時間を頂くことになりますが、執筆者も結構揃う予定ですしいい議論の機会になるのではないかなあと思います。私も末席を汚しているのですが、この書籍の寄稿者のなかでは年齢的には上になってきてしまったこともあり司会を務めております。何かあれば、私でも窓口のアドレスでもご連絡ください。 (さらに…)

2020.03.19

災い転じて福となるなら良いのだけれど…

大学で仕事をしていると、3月は比較的流行りのテレワークで自宅で研究を中心にという教員も多いのではないかと(文系の一部だけでしょうが)思うのだが、どういうわけか、この2週間は毎日本務校も含め、外出して仕事をする案件が続いていた。そのなかで気づいたのは、最初の2週間の自粛要請があけると、早速電車が混雑し始めたということだ。今回のcovid-19禍を通じて、せめて働き方が変われば良いなと感じていたのだが、ある種の日本の同調圧力、もしくは日々の習慣とはかくも強いものかと複雑な気分になっている。 (さらに…)

2020.03.04

ささやかな感謝の気持ちをこめて

最近『映像学』(103号、2020)に田中晋平さんによる『スクリーン・スタディーズ』の書評が掲載された。職場の図書館で購読されていないこともあり、最近ようやく目を通すことができた。共編者の一人としては非常にありがたい内容で、まずは心からの感謝を申し上げたい。そのうえで、それなりに分厚く相当面倒な本を読んで頂いたという気持ちもあり、こちらからもささやかな感謝の返礼を公開しておきたいと思う。 (さらに…)

2020.02.25

久しぶりに読書

今月は、ほぼ20か月ぶりに本を含めてインプットのための時間をまとまってとることができた。職場の持ち回り職が3月で任期を終えるからである。僕のまわりには行政職のなかでも旺盛な研究意欲を保てる心から尊敬すべき研究仲間もいるのだけれども、正直もう研究者でいるのか、学内行政職に向かうのかギリギリの気持ちには昨年末陥っていた。

ところで、僕は比較的英語読みの研究者という分類になっているんだろうけれども、その背景となっている知識として不足し始めたなという感覚がこの1,2年あったので、今月は久しぶりに大陸の研究者の訳書を読んでいた。 (さらに…)

2018.06.30

本当に僕たちは美術館を必要としている?

今年度は本当に色々と研究外業務が忙しくて、あまり時事ネタを追うことができないのだけれども、ずっとどこかで気になっていたのが、「リーディング・ミュージアム」についての一件。僕のような立場であれば、本来的にはきちっと資料を精査してアカデミックな議論を別途すべきなんだろうけど、ちらっと書かれたものを読んだ範囲で感じたことを生煮えエッセイとして残しておこうかなと。 (さらに…)

2018.02.12

軽やかな写真、軽い日常

久しぶりに、ただ心に浮かんだことを書いてみたいと思った。この数年、自分でも訳の分からないほど色々なことがあって、それは新しい環境で、新しい人と出会って、仕事も充実していたけれども、ひどく忙しくって。一方で、僕は強くないから、どこかでバッファを必要としていて、それがなぜか僕はソーシャル・ゲームで。始めてみたらハマり、むしろそれ自体も濃密なコミュニケーションが続く日常になってしまって。

(さらに…)

2017.08.20

札幌国際芸術祭訪問記

純粋な日記としては本当に久しぶりの更新。さて、8月のお盆休みを使って開催初週の札幌国際芸術祭に足を伸ばしてみた。普段は調査出張で1泊2日の強行軍で芸術祭を体験しているのだが、今回は旅行で2泊3日のんびり過ごしたことで、今まで見えなかったこともあるのかもしれない。

(さらに…)

2016.03.29

六本木道中

いや、いかんいかん。最近ブログを更新する頻度が猛烈に低下している。基本的には忙しくなったからだと思うのだけれども、忙しくても毎日更新している恩師筋の先生もいらっしゃるので、まあ怠慢。ということで、昨日は久しぶりに六本木ヒルズへ。 (さらに…)

2014.06.08

『アフター・テレビジョン・スタディーズ』書評会のお知らせ

最近告知ばかりで大変申し訳ないなあと思っていますが、丁度来週の日曜日表題の書籍の書評担当者の一人として短い発表をさせて頂く予定です。元々伺っていた趣旨では、なるべく若手の大学院生を中心とした皆さんと意見交換する場になればと聞いています。僕はまだまだ未熟な若手研究者のつもりなのですが、院生の皆さんにおじさんと一緒にしないで下さいと言われそうなので、どちらの立ち位置で話せば良いのかよう分からん状態です。いずれにせよ、ご関心がある方はいらして下さい。問い合わせがある方は、僕ではなく以下の連絡先にお願いできれば幸いです。 (さらに…)

2013.12.29

さよなら2013

ということで今日を逃すといつ書くか分からないのでポストしておきます。まずは、オフラインでもまたtoshiromitsuoka.comでもサポート頂いた全ての皆さんに改めて感謝を申し上げます。今年も、昨年よりも充実した素晴らしい一年になりました。このままだと80ぐらいの頃は幸せ死にしそうです。写真は、今年最良の夜を過ごしたインドネシアのスラバヤでの1枚。
(さらに…)

2013.08.28

私的あいちトリエンナーレガイド:その2

ということでその②。気が向いたときに更新します。昨日はこの2ヶ月ぐらずっと応援していた子猫がやっぱり亡くなってしまい完全に落ち込んでしまった。名古屋の会場ではなく東岡崎の会場からご紹介します。この写真は、一応東岡崎のメイン会場の康生地区にあるシビコの会場入口。いわゆるデパート的な場所でテナントが出て行ってしまった後を大型の作品の会場として利用しています。僕は松本地区からベロタクシーで会場の裏側から入ったので、この3階の入口までの動線が分かりづらかった・・・。
(さらに…)

2013.08.03

「娯楽施設/社会教育施設」の隘路の先に

今朝、毎日新聞を読んでいたら地域版の紙面としては異例のサイズで横須賀美術館の運営に関する記事「盛況だった横須賀美術館のロックバンド展」(2013年8月3日毎日新聞朝刊神奈川版)が掲載されていた。仕事柄、本格的な議論は論文、学会等での発表がいいのだろうと思ったのだが、紙面の指摘単位で幾つか思いついたことを指摘しておいてもいいと思う。 (さらに…)

2013.07.05

風邪とともに去りぬ

とか良く分からないタイトルをつけてみる。先月後半からずっとひどめの風邪を引いており、特に今週はつらかった。昨日の最後の一コマ終わってから自分の研究室でぐったり。風邪とともに憂鬱な日々も去って欲しいものである。ということで、すっかりブログの更新をサボっておったので、最近見たモノ、読んだモノについてつらつらと。

(さらに…)

2011.06.26

今ミュージアム研究者がなすべきこと

連休明けから今までの2ヶ月は本当に忙しくて。自分で組んだスケジュールとはいえ、思った以上に個々の仕事にエネルギーを奪われてきたみたい。その前の2ヶ月はいかに、緊急時から平時へとリズムを戻すかのためだけに日々前向きに生きようと思っていただけだから、震災関連のこともほとんど僕自身は客観的に考えることなんてできていなかった。それは、お前の怠慢だと言われればそれまでだと思うけれども、被災地以外にもずっとあたかも平時だと思いこんで、無意識に無理をしながら生きているひとが数えきれないぐらいいるはずなんだ、この国には。 (さらに…)

2011.03.21

fragmented thoughts

漸く更新します。取り急ぎ、光岡は元気にしています。この三連休はきちっと休んで、ジムでヨガをしたり、散髪したり、これから整体にいったりと日常的な気分転換を取り入れることで、ほぼ正常に戻っていくようになると思っています。但し、思考といういう意味でも、思いやりという意味でも僕のthoughtsはとぎれとぎれのままに過ごしたこの10日間でした。これから「だである」調に戻ることにする。 (さらに…)

2010.09.19

TokyoArtSchool

第一回を昨日終えた。滑り出しは、可もなく不可もなくというところだろうか。 (さらに…)

2010.09.13

演劇ワークショップ

いよいよ今日から冬学期の勤務スタート。そして、早速18時からイベントの運営。 (さらに…)

2010.08.19

toshiromitsuoka.com is now open !

皆さん初めまして。今日この数年来試行錯誤してきた個人サイトをオープンする運びになりました。

(さらに…)