2024.01.25
アジ美の「宝の持ち腐れ」が収まるべき文脈
『読売新聞オンライン』に2024年1月18日掲載された記事、「美術館の近現代美術作品が高騰…(中略)…展示スペース狭く「宝のもち腐れ」」が、比較的アート関係者、愛好家の間でバズっている様子を眺めていた。ちなみにバズっている様子だけを見ていて、個々の反応や態度を見ていたわけではない。
2023.04.07
On a ChatGPT Hype
久しぶりの更新。タイトルとしてはこれで適切だと思うけれども、ChatGPTに触れるわけではない。この春休みは、コロナ禍以降ようやくモチベーションとしても能力としてもほぼフルで「読む」力が戻ったという実感のある2ヵ月だった。そろそろ学期が始まる今週、春休み最後に読んでいたのが、瀬名秀明の『ポロック生命体』。年が明けてから、私の職場なども含めてChatGPTはずっと話題になっているのは見ていたから、ひょんな時期にAIをテーマにした本を読んでいるなあなどとは感じていたのだった。ちなみに、僕のメディア研究者的な知的関心を最初に刺激してくれたの本の一冊もまた、瀬名秀明の『デカルトの密室』だったと思う。これが最初の僕のチューリングテストとの出会いだったわけで。
2022.08.31
何もない夏休みをむかえて:2022
引き続き今年度も何もない夏休み。今年は旅行をと思ったりもしていたのだけれども、夏休み前の急速な感染者数の増加に伴い断念。帰省といっても都会民なので1時間以内に到着してしまうし、海外も行くのは良いが帰りの72時間PCRのリスク高すぎるだろうみたいなこともあり。普通に今年もゆっくり本を読む夏休みでしかなかった。多分、経年ストレス高すぎて(本当にコロナ始まってから、首都圏一度も出ていない)、胃酸過多と過ごす8月であった。ということで、もう、このブログほとんど読書感想文だよね。まあいい、良い子の仲間たち、夏休みの宿題の参考にして下さい…
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2022.07.29
「写真史家・金子隆一の軌跡」を訪れて思う
いつ以来のポストなんだろうか。授業期間も終わり、ようやく少しずつまとまった時間が取れるようになってきたので、先日展覧会を訪れる機会が持てた。とりあえず、東近美でリヒターを見たのだけれども、そのあとずっとどこかで会期末が気になって仕方なかった写真史家の金子隆一さんの恵比寿の展示に足を伸ばした。
2022.04.10
新年度の読書感想文
展評的な日記はFBへのポストで満足するのだが、本について何かを書こうと思うと、ブログを使いたくなるというこの心性はなんなんだろうか。とりあえず、2022年度が始まる。僕は明日11日から授業だが、感染リスクはあるにしても、やっぱり直に学生と触れ合えると思うとわくわくするものだなあとこの時期はいつも感じる。以下、読書感想文。 (さらに…)